寺沢半三郎は、最年少のルドビコ少年を助け出したかった。

彼は考えた。

名簿上24名の処刑人のはずが、26名に増えた。助け出すことは不可能ではない。   

「おまえはまだ若い。信仰を捨てて私の養子になれ 。 」

キリストへの信仰を捨てることが条件だった。

それに対してルドビコ少年は答えました。

「終わりなき永遠のいのちをたちまち滅びる束の間の命とはかえられません。 あなたもキリストを信じて、私と一緒に天国へ行きましょう。」

天を指して言いました。

少年は迷わず主を選びました。