彼は父ミカエル小崎と共に西坂で十字架にかけられました。

三原城の牢獄で、15歳の少年トマス小崎がみはりの目を盗みながら、母に手紙を書いています。

最後まで主を信じ続け信仰を守ってくださいということを伝えようとします。しかし、実際には、その手紙は、母親に届けることはできず、同じく西坂で殉教した父ミカエル小崎の懐から発見されました。

残る母、弟達を神様をゆだねて主を選んでいった少年。

殉教者たち皆に、共通しているのは、自分の事よりも残るまだ救われていない方々や家族を気にかけていたこと。

今、感じますのは、

トマス小崎は、涙ながらに母に手紙を書いたのではなく、主に信頼し期待して書いていたのでは?という事です。